【Tableau(2)】グラフや表を作る上で欠かせない列と行

作成日:2022年7月11日 更新日:2022年8月8日

目次

  1. 列と行とは
  2. 列と行の活用方法
  3. 列と行と「パラメーター」の関係

列と行とは

Tableauでグラフやテーブルなどでデータを表示する場合、それはほとんどの場合2つ以上の項目の関係性を表しています。その関係性をグラフで表すため、左側のデータから各項目を挿入する部分が列と行です。

列と行の位置

分かりやすい例で言うと、関数の依存関係と少し似ているところがあります。y=f(x)では変数xに従属する形でyが変化するという関係性が成り立っています。Tableauでは、「期間ごとの売上」、「顧客ごとの消費」など各粒度ごと(x)による量(y)の変化などを表すことが多いです。グループ化に利用するフィールドを「ディメンション」、集計対象のフィールドを「メジャー」と呼び、主にディメンションを列に、メジャーを行に入れグラフを作成します。

列と行の活用方法

上記でも少し触れた通り列と行にはある程度明確な役割があり、それを理解してグラフを作成することはとても重要です。グラフによって異なりはありますが、今回は一番簡単な棒グラフを使って説明しようと思います。

基本的には縦軸となる行に求めたい値の項目(売上、利益、ユニークユーザー数など)を、そして横軸となる列にはその値をどのグループで表示したいかの項目(発注日ごと、製品ごと、年ごとなど)を入れ込みます。具体的に下記のグラフでは、製品カテゴリー毎の利益を表した棒グラフです。

製品カテゴリー毎の利益

青で囲われている部分が求めたい値である利益(行)、そして赤で囲われている部分がその利益の表示をグループ化している製品カテゴリ(列)となります。

列と行と「パラメーター」の関係

Tableauには「パラメーター」という、列や行の中身をコントロールできる機能があります。作り方などは、また「パラメーター」だけをテーマにした別のブログで詳しく紹介するので今回はこれが列と行の項目にどんな影響を及ぼすのか簡単にご説明します。

パラメーターは作成者側がユーザーの方向けに独自の変数を作る場合、その変数と列や行に入っている項目とを繋げてくれるものです。例えば、日付データは便利なTableauの仕様で粒度を年や月に変えることができます。しかし、もし三月から始まり四月に終わる年度のデータが欲しい場合、そのような粒度はTableauにはないため、パラメーターでそれぞれの年度を表示させ、のちに計算で列のデータと関連させるのです。下記が実際のパラメーターです。

年度別のパラメーター

このようにパラメーターでは、作成側がオリジナル変数を作成でき、それを列や行の値と連結させることでそれらを操作できるようになるのです。

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